acoogre

感想と日記

『セブン』 デヴィッド・フィンチャー


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めっちゃくちゃきつい!!!!!

めちゃくちゃきついけど良い映画だった。


ブラピの下品なジョークが似合う走りたくなる有り余ってる感じと、慎重すぎるフリーマンの掛け合いもまた痛くて、みていてどんどんたまらなくなるし怖くなる。

ちゃんと見逃さずに観てるか?俺はどこだ?お前はどこだ。とこれまた画面の向こうから直接自分にずっと問われるようで、(フィンチャ〜〜!)

どれだけ最悪の推理をしても先の読めない最悪の小説、でも読み進めるのをやめられないという感じだった。

本当にありとあらゆるパターンを想定できる材料があちこちにわざと散らしてあって、焦る気持ちと、振り回されたくない気持ちとが、対照的なキャラ2人によってうまく昇華されられつつも、やっぱりずっと掌中抜け出せない読み誤り続ける感じも、被せられる。きつい!

映像的に一瞬だけの文字とか多すぎで拾い切れないけど、挙げてる人がいたら知りたい…


観終わった後、変に感傷に浸らせる隙もなく、あっさりと物語が閉じていく感じもまた小説的で、本を閉じて現実に足をついた安心感のようなものもあるし、簡単にお話を開いて終えてしまったことへの少し救い切れない罪悪感みたいなのもある。


物語の天候がかなり作為的だったけど途中からそれも忘れてしまうから、今度また観る時があったら、それとキャラの関係の深度なんかも照らし合わせながら観たいなと思う。

きつかった!けどよかった。



後味の悪い作品ランキング、みたいなのあるけど、あんまりあれをアテにしたことなくて、でもこれも入るのかな?

私は入れない気もするな。