acoogre

感想と日記

『ダージリン急行』 ウェス・アンダーソン


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ウェスアンダーソンの作品はどんどん新作から遡ってて、(グランドブダペストホテル、ムーンライズキングダム) ウェスアンダーソンルールが洗練されて行く前を拾って行くような体験をしてる。


色彩の組み合わせと配置が美しいこと、小物にこだわること(それがキャラクタを表すこと)なんかはヤッパ健在で、並びのアンバランスとおかしい感じ(本人たちは真面目)な平和シュールとギリギリ間延びしない長回しとか、笑いそうで笑い出せないくすぐったい感じ、そんな絶妙なところが好きですよー!!とゆうのはダージリン急行もそう。

操作され尽くしてる記号や対称性に凝ってないからこそ出来上がってる要素もあって、ウェスアンダーソンがウェスアンダーソンしていく過程を観れた感じで嬉しかった。(さらに作品を遡ったらまたこれがはじまりだ!って思う気もする)

ぶった切られてる全く別の時間と場面を壁を作って無理やり跨いでいくやり方も、本当はかなりめちゃくちゃ強引なのに、絵本のページをめくるようなゆるくて軽やかなエネルギーですんなり映像が読めるようにしてるんだから、そういう脳のスイッチを観客に知らないうちに引っ付けてるウェスアンダーソンはすてき。



次はザロイヤルテネンバウムズみたいな、と思ってる。