『アデル ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ
女の子たちが会話をしていってすすむ大好きなタイプの映画、だし、ほんとに2人がめちゃくちゃ可愛くて美しいから飽きない。
映画って、ストーリーがキャラを動かすものと、キャラがストーリーを動かすものに別れる気がするけど、(断然後者が好き)
前者で好きなやつあるかなって考えて、やっぱ難しいだろうなってなった。
前者はやっぱり減点方式になってしまう。
ある程度、原作ありきの作品なんかで起きがちな気はするけど、このキャストがぴったりバツグン!ってなったところで、彼らは想定した彼らではないし、ストーリー上で必要な展開のために彼らが言いそうにないことを言わされたり、やりそうにないことをやらされてたりすると、ぐううとなる。
アデルも原作あるみたいだけど、本当に彼女たちが彼女たちなりに交わしている視線や会話や光の1つ1つが綺麗でずっと流してたって構わない。
あと女の子がお行儀悪くご飯を食べたりするシーン(大好き)化粧っ気ないのにデートのときちょっとオシャレする感じ、漠然とさみしくて、肯定したくないけど確信のあるイヤな予感を台無しにすることでしかじぶんを救えない感じ、妙なリアルさが上手くて良かった。
"美術に美しくない美術なんてない"