acoogre

感想と日記

『サムサッカー』 マイク・ミルズ

 

サムサッカー 17歳、フツーに心配な僕のミライ (字幕版)

 

柔らかいナイフが気が付かないうちに肉をかき分けて(筋肉や繊維をむしろ傷付けることもなく)ずっと昔に与えられたかゆみに届いてくるような映画!

 

自然なのにそんな風に触られたかった部分を突かれる言葉がとても多くて、音楽もいい。

エンターテイメントかというとそうではないけれど、どの部分も過剰すぎなく、あざとすぎず、長すぎもしなくて、演出はちょっと足りないくらいで終わって、それだから心の奥のかさぶたにタッチしてくるメッセージについてよく考えられるというか。

 

20センチュリーウーマン、映画館で見逃してしまったけど、借りようと思う。